辻整形外科クリニック(金沢市横川)|整形外科・リウマチ科・リハビリテーション科
テニス肘、野球肘、アキレス腱断裂などのスポーツ障害。辻整形外科クリニックでは、痛みへの処置に加え、再発予防を見据えたリハビリや生活アドバイスを行い、早期の競技・仕事復帰をサポートします。

スポーツのけが・障害(テニス肘・アキレス腱断裂など)

スポーツに励む学生さんから一般の方まで、けがや痛みのご相談をお受けしています。金沢市の辻整形外科クリニックでは、アキレス腱断裂やテニス肘などのスポーツ障害に対し、整形外科的な診療を行います。


テニス肘(上腕骨外側上顆炎)|肘の外側の痛み・物をつかむと痛い

どんな病気ですか?
肘の外側(上腕骨外側上顆)にある腱の付着部に炎症が起きる疾患です。テニスのバックハンドのような動作が繰り返されることで発症しますが、デスクワークや家事でも起こります。


こんな症状はありませんか?
・物をつかんで持ち上げる時に、肘の外側が痛む
・雑巾を絞る、ペットボトルのふたを開ける動作がつらい


当院の治療方針

消炎鎮痛薬の内服や外用薬、物理療法を組み合わせて治療します。痛みが強い場合はステロイド注射が有効です。テニス肘用のバンドも補助として有用です。


診断のポイント

肘の外側を押すと痛みがあることが多いです。手の甲を上にして肘掛けをつかむ動作で痛みが出る場合(chair test)はこの疾患の可能性が高いです。肘の内側が痛い場合はゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)と呼ばれます。

良くなるまでの見通し

保存療法で3〜6か月程度で改善することが多いです。ステロイド注射で早期に痛みが軽減するケースも多いです。

早く治すための過ごし方

物を持つときは肘を曲げて抱えるように持つなど、肘の外側に負担がかからない動作を心がけましょう。


野球肘|投球時の肘の痛み・肘が伸びにくい

どんな病気ですか?
投球動作の繰り返しにより肘や肩に生じる障害の総称です(野球肩・野球肘)。内側・外側・後方でそれぞれ異なる組織が傷みます。成長期の選手では骨端線への影響も注意が必要です。


こんな症状はありませんか?
・投球時や投球後に肘が痛む
・肘の曲げ伸ばしが完全にできなくなってきた


当院の治療方針

X線・超音波で障害の部位と程度を確認します。投球数の制限・フォームの修正・リハビリを組み合わせて治療します。


診断のポイント

痛みがあるときは早めに受診しましょう。放置すると骨・軟骨の損傷が進行することがあります。


前十字靭帯損傷|膝をひねった・膝がガクッとする

どんな病気ですか?
膝の安定性を保つ前十字靭帯(ACL)が、スポーツ中の急激なターンや着地の衝撃で断裂する外傷です。断裂後に放置すると、将来的に軟骨の変性が進みやすくなります。


こんな症状はありませんか?
・スポーツ中に膝をひねった際、ぶちっという音がした
・膝が腫れて、力が抜けるような不安定感がある


当院の治療方針

スポーツへの復帰を希望する場合は手術(靭帯再建術)が必要となることが多く、専門病院へご紹介します。


診断のポイント

スポーツで膝をひねる受傷機転がある場合は、MRI等でしっかり調べる必要があります。放置すると将来的に軟骨の変性が進みやすくなります。


アキレス腱断裂|ふくらはぎへの衝撃感・かかとに力が入らない

どんな病気ですか?
ふくらはぎの筋肉とかかとをつなぐアキレス腱が断裂する外傷です。30〜50代のスポーツ中に多く起こります。


こんな症状はありませんか?
・後ろから足を蹴られたような感じがした、ぶちっと音がした
・かかとに力が入らず、つま先立ちができない


当院の治療方針

4週間のギプス固定後、2か月間の下肢装具(アキレスブーツ)着用で保存的に治療することが可能です。ハードな競技復帰を希望される場合は手術療法が望ましいです。競技復帰は保存療法で5〜6か月、手術療法で3〜5か月が一般的です。


診断のポイント

後ろから足を蹴られたような感じがする、ぶちっと音がしたというエピソードが多いです。

早く治すための過ごし方

ギプスが取れた後の5〜8週間は治りかけの時期です。転倒すると再断裂のリスクが高まるため、足元には十分注意しましょう。



よくあるご質問

Q1. 野球肘は、痛みが引けばすぐに投球を再開してもいいですか?

痛みが消えた=治ったとは限りません。特に成長期のお子さんの場合、骨の端にある「骨端線(成長線)」を痛めていることがあり、無理な再開は将来的な肘の変形や可動域制限につながります。当院では診察とリハビリを通じて、投球数制限やフォーム修正を含めた段階的な復帰をサポートします。

Q2. アキレス腱断裂は、手術をしなくても本当に治りますか?

はい、保存療法(ギプスと専用装具による固定)で十分に治ることが可能です。現在は保存療法でも再断裂のリスクは低く、きれいに治るケースが多いです。競技レベルや復帰時期の希望に合わせて、必要な場合は専門病院をご紹介し、当院でその後のリハビリフォローを行うことも可能です。

Q3. テニスをしていないのに「テニス肘」と言われました。なぜですか?

テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は、手首を反らせる動作の繰り返しで発症します。スポーツ以外にも、重いものを持つ仕事、家事での雑巾絞り、デスクワークなども大きな原因となります。当院では肘だけでなく、負担を減らすための「手の使い方」のアドバイスも行っています。


この記事の監修:辻 大祐
辻整形外科クリニック院長(石川県金沢市)
日本整形外科学会 専門医 
日本骨粗鬆症学会 認定医 
日本リハビリテーション医学会 認定臨床医