辻整形外科クリニック(金沢市横川)|整形外科・リウマチ科・リハビリテーション科
朝の手のこわばりや突然の足の激痛。辻整形外科クリニックでは、関節リウマチの早期発見や、痛風(高尿酸血症)の継続的な数値管理を行い、将来の健康リスクを抑えるための診療に力を入れています。

関節リウマチ・痛風の診断と治療

関節リウマチ|朝の手のこわばり・関節の腫れと痛み

どんな病気ですか?
免疫の異常によって関節の内側の膜(滑膜)に炎症が起き、関節が腫れたり痛んだりする病気です。放置すると関節が変形・破壊されていくため、早期診断・早期治療が重要です。


こんな症状はありませんか?
・朝、手や指がこわばって動かしにくい(朝のこわばり)
・手指・手首・足の指など小さな関節が複数腫れている
・左右対称に関節が痛む


当院の治療方針

血液検査(リウマトイド因子・抗CCP抗体など)と症状を合わせて診断します。抗リウマチ薬(メトトレキサートなど)を中心に、症状に応じて生物学的製剤への切り替えも検討します。定期的な血液検査で薬の効果と副作用を確認しながら治療を進めます。


診断のポイント

指の第1関節(指先に近い関節)はリウマチでは侵されません。血液検査の値(リウマトイド因子・抗CCP抗体)が陰性でも、小さな関節が複数痛む状態であればリウマチの診断基準を満たすケースがあります(セロネガティブRA=血清反応陰性関節リウマチ)。

良くなるまでの見通し

3〜6か月でお薬の方針が固まり、落ち着く方が多いです。

早く治すための過ごし方

適度な運動を継続しましょう。関節に過度な負担をかけない範囲で体を動かすことが、関節機能の維持につながります。



痛風(高尿酸血症)|足の親指の突然の激痛・赤い腫れ

どんな病気ですか?
血液中の尿酸値が高い状態が続くことで、尿酸の結晶が関節に沈着し、激しい炎症(痛風発作)を引き起こす病気です。足の親指の付け根に起きることが多いです。


こんな症状はありませんか?
・足の親指の付け根が突然赤く腫れて、激しく痛む
・痛みは数日〜1週間程度でいったん治まるが繰り返す


当院の治療方針

発作時は消炎鎮痛薬やステロイド、越婢加朮湯などで炎症を抑えます。発作が落ち着いたら尿酸降下薬(ユリスなど)で尿酸値を継続管理します。近年、痛風のある方はない方に比べて心血管疾患(狭心症・心不全など)のリスクが1.58倍高くなると報告されており(Lyn D Ferguson, The Lancet Rheumatology, 2024)、高血圧・糖尿病・脂質異常症と並んで長期的にしっかり数値を管理する必要がある疾患です。


診断のポイント

足の親指の付け根が赤く腫れることが多いです。

良くなるまでの見通し

痛風発作自体は1週間程度で治まることが多いです。ただし尿酸値の管理を継続しないと発作を繰り返します。

早く治すための過ごし方

食事のコントロールだけでは管理が難しいことが多いです。痛風発作が起きたときはしっかりお薬を飲みましょう。



よくあるご質問

Q1. 朝、指がこわばる感じがします。リウマチの検査はすぐできますか?

はい、採血やレントゲン検査で可能です。現在はリウマチも「早期発見・早期治療」で、関節の変形を食い止め、普通に生活できる時代です。

Q2. リウマチの薬を始めたら、一生飲み続けないといけませんか?

症状が完全に落ち着き、関節破壊が止まっている状態(寛解)を長く維持できれば、お薬を減らしたり、一部休止したりできるケースも増えています。

Q3. 痛風の発作が治まったら、薬はやめてもいいですか?

痛くない時こそ、原因である尿酸値を下げる治療が重要です。放置すると痛風発作がもう一度起こったり、心筋梗塞のリスクが高まるため、定期的な内服が必要です。


この記事の監修:辻 大祐
辻整形外科クリニック院長(石川県金沢市)
日本整形外科学会 専門医 
日本骨粗鬆症学会 認定医 
日本リハビリテーション医学会 認定臨床医